受験は戦略です。

大学入試が多様化している現在、希望の大学に入学する方法は「学力」だけではなくなりました。このチャンスを活かさないのはもったいない。夢の大学に合格するためのさまざまな方法をすべて吟味し、可能性を最大化する「戦略」が重要になってきているのです。

推薦入試(35.9%), 総合型選抜(14.8%)

50%の人が、
「推薦」や「総合型選抜」で合格をしている。

近年、受験者が増えている
“総合型選抜”って、なぁに?

総合型選抜(旧AO入試)は、一般選抜とは違い「人物像」にフォーカスを当てた入試方式で、大学が独自に決めた多様な方法によって選抜されます(旧AO入試)。
受験生から提出された書類(志願理由書やエントリーシートなど)の他、小論文、面接、プレゼンテーションなどにより、受験生の適性や能力、意欲などを総合的に評価する入試方法です。
大学入学後の「学習意欲」や明確な「目的意識」が重視されます。選抜の方法もそれらの点が評価できるように工夫されています。
2021年度からは、各大学独自の評価方法に加え、共通テストを含む教科・科目に関するテストや小論文など、学力を確認する評価方法を活用することが必須となりました。これまでのAO入試は、学科試験が免除されるというイメージがありましたが、現在では必ずしもそうとは言い切れないものとなってきています。

メリット

  • 高校からの推薦がなくても出願できる。
  • 一般選抜では届かない大学に合格する可能性がある。
  • 一般選抜より倍率が低い場合が多い。
  • 一般選抜よりも早く結果が出るため、万が一不合格でも一般選抜が残っている。
  • 一般選抜と比較すると、学力が重視されない。

デメリット

  • 他大学と併願できないことがある。
  • 出願する時期が早いので、動き出しを早くする必要がある。
  • 学力が伸びる途中の時期(11月頃〜)に選抜がある。
  • 一般選抜対策との両立が難しい(モチベーションが下がりがち)

「総合型選抜」を受けるなら抑えるべき5つのポイント

  • いつから準備を始めれば良いですか?

    総合型選抜は原則として、9月1日以降に出願が始まります。そのため、出願の準備はそれよりも前に終えておく必要があります。調査書など、学校の先生に準備してもらわなければならない書類もありますから、高校の先生とも相談しながら、余裕を持って早めに準備をスタートさせましょう。
    総合型選抜での合格を勝ち取るカギは、自分を知ることです。「過去」「現在」「未来」の自分とじっくり向き合って分析する充分な時間が必要です。小論文対策や面接の対策も、短期間にできるものではありませんから、できるだけ早くから準備をはじめることが何より重要です。特に、文章を書くことが苦手な人は、高1・高2の段階から文章力の強化をしておくことをお薦めします。
    総合型選抜や学校推薦型選抜のでは、小論文や面接だけでなく、独自の学力試験が課されたり、共通テストの受験が義務付けられている場合もあります。こうした学力試験こそ、本番の直前に準備したのでは間に合いませんから、少しでも早めにスタートを切ることが重要です。
  • 学校推薦型選抜とはどう違う?

    学校推薦型選抜は出身高校の校長推薦が必須となる入試です。「調査書の評定平均〇以上」や「浪人は〇年まで」などの条件が設定されているほか、必ず出身高校の校長の推薦が必要なので、誰でも出願できるとは限りません。
    学校推薦型選抜は「公募制」と「指定校制」に分かれます。公募制は出身高校の校長推薦があり、大学が示している出願条件を満たしていれば出願できます。指定校制は大学が指定した高校の生徒だけを対象とした、私立大学を中心とした制度です。
    多くの場合、合格した場合は必ず入学することを条件とした「専願制」であることが特徴です。
  • アドミッション・ポリシーって何?

    総合型選抜入試攻略の最初の一歩が「アドミッション・ポリシー」の確認です。
    高校と比較すると大学は学問の幅が広く、そのため各大学が求める学生像もとても多様です。その大学が「どのような学生を求めるか」を表現したものがアドミッション・ポリシーです。自分が行きたい大学・学部のアドミッション・ポリシーと、自分の人物像が合っているかを確認することが、総合型選抜での合格を勝ち取るための第一歩です。
    出願時に提出する志願理由書や面接での回答も、自分自身が「このような理由でこの大学が求めている人物像にマッチしています」ということを上手にアピールしたものである必要があります
  • 募集要項って何?

    総合型選抜での出願にあたり、何をいつまでに用意して、実際にはどのような方法で選考が行われるかをまとめたものが「募集要項」です。
    アドミッション・ポリシーで大学から求められている人物像・学生像を確認したら、次は募集要項でどのような選考が行われるかを確認します。最初から細かいところまで漏れの無いようにチェックしておくべきものです。
    アドミッション・ポリシーは大学が求める学生像が、募集要項にはここから合格までに具体的にやるべきことが記載されていて、どちらもとても重要なものです。

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